とてつもなく面白い!傑作マフィア映画8選

筆者はマフィア、やくざが出てくる物語がたまらなく好きだ。思春期に悪い人たちにかっこよさを見出してしまうことがあったが、まだ中二病から抜け出せていないのかもしれない(笑)

いや自分が絶対になれないというか、なるつもりもない存在を第三者的に物語の世界で見たいというのが本音かもしれないが・・・

まぁ前置きはこれくらいにして、僕のイチ押し映画を紹介していこう!

ゴッド・ファーザー

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物語の舞台は第二次世界大戦直後のアメリカ。ニューヨーク五大ファミリーの一角で絶大な権力を持つ、コルレオーネファミリーのドン・コルレオーネが、敵対する組織のタッタリアファミリーに銃撃される。すぐに報復が行われ、事態は血で血を洗う争いへと発展していく。元々稼業(マフィア)とは距離を置くつもりだったマイケル(アルパチーノ)が、父親を狙撃されたことをきっかけに組織の首領に押し上げられることになる。家族の愛、金と権力、組織への忠誠、裏切り、全部を混ぜ合わせブレンドさせたような芸術性の高いマフィア映画の原点といってもいい作品だ。使用されている音楽、格調高いストーリー、陰鬱な世界観、要所要所の名セリフ、古い映画だが全く色褪せない作品なので、ぜひ見ておくれ!

スカーフェイス

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ただのチンピラだったトニー・モンタナ(アルパチーノ)が、コカインの密売でのしあがり、麻薬王にまで成り上がっていく。何よりも若かりし頃のアルパチーノの演技が凄まじく、主人公の愚直なまでに自分の道を真っすぐ進んでいく性格と合わさって、狂気に達していると思う(笑)
ラストは映画史に語り継がれる名シーンで、まさに狂気を具現化したようなシーンだ。
そして“Say Hello To My Little Friend” 「小さな友達にご挨拶」映画ファンをビリビリに痺れさせた今も語り継がれる名セリフです。

カリートの道

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こちらもアルパチーノの作品だ!
舞台は1975年のニューヨーク。30年の刑で服役中だった元麻薬王の主人公カリートは、敏腕弁護士の尽力により、5年で刑期を終えて、出所する。出所後は真っ当に働き、裏の世界から足を洗うと固く誓っていたが、マフィア時代にあった昔の関係を断ち切れず・・・
なんと映画の冒頭は、撃たれるカリートの映像ではじまる。なぜそうなってしまったのかという滅亡の過程をたどっていくような作品だ。主人公のアルパチーノの鬼気迫る演技と弁護士役のショーンペンの怪演が見れるので、チェックしてくれよな。

フェイク

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FBI潜入捜査官ジョー・ピストーネ(ジョニー・デップ)は、ドニー・ブラスコの名前でマフィア組織に潜入した。組織の中で彼が最初に接近したのが、うだつの上がらない中年マフィアのレフティ(アルパチーノ)だった。またまたアルパチーノです。(笑)
上記の二つの作品とは違い、この作品でアルパチーノが演じているレフティは、気さくなことだけが取り柄の、いつまでも出世できない中年ダメ男だ。マフィアであることに変わりはないが、なんとなく脇が甘く、それでいてどこか憎めない。そんな男の性格をアルパチーノが見事に演じきっている。ドニーを演じるジョニーデップも、潜入捜査官のはずが、どんどんマフィアのようになっていく姿も非常にリアルであった。マフィア組織への潜入ということで、非常に緊張感漂う作品ではあるが、見終わった後に一人で思考に耽りたくなる余韻を、たっぷり残してくれる名作である。

ティパーテッド

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香港で大ヒットしたマフィア映画『インターナルアフェア』を巨匠マーティン・スコセッシがリメイクした作品だ。 警察学校を優秀な成績で卒業したビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)は、コステロの犯罪組織への潜入を命じられる。一方、幼い頃から腹心の弟子として育てられてきたコリン・サリバン(マット・デイモン)もスパイとして警察へ送り込まれる。お互い素性を隠して潜入生活を続けるビリーとコリンだったが、やがて警察もマフィアも内部に内通者がいることに気づき、お互いに正体を突き止めようとする。
マフィアが警察にスパイとして潜入し、警察がマフィア組織に覆面捜査官として入りこむ。こういう設定が好みな人は間違いなく楽しめることを保証する。お互いに相手を追いつめる度に、自分も追いつめられ、常に一寸先は闇という状況に目が離せなくなること間違いなしだ。何よりも注目してほしいのが、マフィアのドン・コルネオを演じるジャックニコルソンの迫力のある演技だ。本当に画面越しだが、ちびるかと思うほど、怖かったぞ(笑)

アウトレイジ

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鬼才北野武監督のアウトレイジだ。ある映画館では本職の方たちでいっぱいになったそうだ(笑)
この映画のキャッチフレーズの如く、全員悪人の映画だ。マフィア映画でも多少善が存在したりするが、この映画には一切そんなものはない。0だ(笑)そして次々に登場人物が殺されていく。しかもよくこんな残酷な方法を思いつけるなと感心してしまうようなやり方で。出演している俳優たちも名優ぞろい(西田敏行)で、迫力のあるリアルな演技を魅せてくれる。そして何より北野武が演じている主人公大友の人としての生きざまには、かなり痺れるので、ぜひ見てくれよな。

孤狼の血

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柚月裕子の小説が原作のやくざ映画だ。物語は広島の架空都市『呉原』を舞台に警察官の大上(役所広司)と主人公日岡(松坂桃季)がヤクザたちを相手に生き残りをかけて戦う男たちの熱い物語だ。大上は捜査のためならば、手段を問わず、そのことが堅気(市民)を守るためであれば、法律すらも破ることを厭わない。そんな大上とは対比的な位置にいる真面目一辺倒の日岡が振り回される姿も面白く、次第に物語が進むにつれて、日岡の目に映る大上像が変わっていくところも含め、非常に見ごたえのある映画となっている。正義とはなにか?それぞれが抱える正義を胸に、やくざと警察が織りなす濃密な物語を見たいという方にはおすすめの一作だ。

新しき世界

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新しき世界は韓国ノワール映画の傑作で、年齢指定映画だったにもかかわらず、観客動員数468万人を記録した。韓国犯罪組織ゴールド・ムーンに潜入捜査官として潜り込み8年が経つジャソン。8年の間にジャソンは組織内で、理事にまで昇りつめており、ナンバー2であるチャン・チョンから厚い信頼を得ていた。そんな中、組織の会長ソクが、謎の交通事故に遭い亡くなったため、組織内で後継者争いが勃発することになるが・・・。
本当に主人公のジャソンがいつ終わるともしれない緊迫した潜入捜査で、異常なストレスに疲弊し、苦悩している姿が非常にリアルで、かなり感情移入して見ることができる。そして最後に彼の下した決断にその手があったかと、筆者は舌を巻いた。

おわりに

いかがだったろうか。日常とはかけはなれた物語だからこそ味わえる非日常の裏社会。
そんな世界にあなたも少し足を踏み入れてみてはいかがだろうか。


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